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時々スペインの地名が“ヴ”の文字で表されているのを見かけることがあります。例えばÁvila“アヴィラ”、Vitoria“ヴィトリア”などです。外国語の地名や人名を文字で表すのに、なるべく原音に近い文字で表す、あるいはオリジナルの綴り(つづり)に近い文字で表すという二つの方法があります。例に挙げた二つの地名はオリジナルの綴りに基づいた表記と言えます。なぜならスペイン語には“ヴ”の音がないからです。
国語審議会をもつ文化庁では、“ヴ”を含めた外来語の表記に使用できる文字を示していますが、日本語化の程度や慣習などを基準にはするものの、特別な音の書き表しについては取り決めをしないで自由としています。一方、日本新聞協会新聞用語懇談会は、情報の内容が読者に正確に伝わることを目的にしているので、現地の呼称に基づくカタカナ書きの原則とともに慣用が固定しているものも認めています。そしてVの表記に“ヴ”の音を認めていません。
たくさんの言語を知っている人を別にすれば多くの人はカタカナがその語の音に近いものだと思っていますが、場合によっては音ではなくて、綴りに近いこともあるのです。そしてその区別は一般に区別できません。本当に音を文字で表すのは簡単ではありませんね。
言語に詳しい物理学研究者の鳥居さんのホームページには、日本語の名前をアルファベットでどう綴るか、外国語の地名を違う外国語で綴るとどうなるかなど、おもしろい話題が載っています。
http://nucl.phys.s.u-tokyo.ac.jp/torii/language/myhome.html
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Tags: スペイン語通訳、スペイン語翻訳、スペ