ピロタ (スペイン語でペロータ)

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バスクを代表するスポーツの一つにピロタ(スペイン語でペロータ)があります。これは、スカッシュのように壁に向かって一人または一組がボールを打ち合うもので、素手、木のラケット、またはカゴ状のラケットを使う3種類があります。中でも人気のあるのは素手(eskuzko pilota)で打ち合うもので、伝統的な競技場の長さは、少なくとも36メートルありますから、素手で打ち合うのは相当のエネルギーが必要で、体力の要るスポーツです。また一流プロの試合では、賭けのやり取りが飛び交い、一つ一つの球の動きに大きな歓声がわきます。また最近は、観客席に若者、女性の姿も増え、以前の葉巻を口に加えた“おじさん”が見るスポーツから幅が広がっていることがうかがえます。
「街道をゆく・南蛮の道」の中で司馬遼太郎は、ゲタリアで木のラケットを使ったピロタに興じている子供を見て、こう書いています。「このあたりが、バスク人の愉快なところといっていい。よく似た競技のテニスに鞍(くら)替えしたほうが、スペイン人と対抗試合もできるし、国際大会にも出られて、いわば広域性もあり、普遍性も高いのだが、しかしバスク人にしかルールのわからないピロタに固執している。」 現在ピロタはフランス南部、アメリカ大陸まで広がり国際試合も行われ、必ずしもバスク人にしかわからないスポーツではありませんが、観客を含め、マスコミのスポーツ番組、欄での盛り上がりは、バスクが一番でしょう。
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